2018
10
Dec

青森

義経渡海伝説の地~厩石と義経寺(青森県外ヶ浜町)

《訪問:2018年07月》

平泉・衣川の戦いで、館に火を放ち自刃した源義経。
一方で、義経は平泉を逃れ、蝦夷地(北海道)に逃れたという「源義経北行伝説」があります。

その伝説の地が、津軽半島の北端近くの旧三厩村(現外ヶ浜町)にある「厩石」です。

今は陸地になっていますが、海蝕洞もあいていますし、かつては海岸にあった岩なんでしょうね。

伝説では、近くに蝦夷地を見ながら、海が荒れ狂い渡ることが出来なかったといいます。
そこで、義経は岩の上に座り、日頃信仰する身代わりの観音を安置し、波風を鎮め、渡海出来るよう、三日三晩一心に祈ったといいます。

その満願の日、白髪の翁が現れ、「三頭の龍馬を与えるので、これに乗って蝦夷地に渡れ」と告げて消えました。
翌朝、岩を下りると岩穴に三頭の龍馬が繋がれていて、海は鏡のように凪いでおり、義経一行は蝦夷地(北海道)に渡ることが出来たそうです。

それから、この岩を「厩石」、この地を「三馬屋(三厩)」と呼ぶようになったといいます。

源義経と静御前の記念碑も建てられています。

源義経が蝦夷地に渡ったと言われる500年後、この地を訪れた円空は「厩石」の上で光る観音像を見つけ、流木で仏像を彫ってその観音像を納め、小さなお堂を建てて祀ったといいます。
そのお堂が、龍馬山義経寺となりました。

「厩石」の前の崖の上に、義経寺はあります。

山門。

本堂。

祀られている円空仏は、青森県の文化財に指定されています。

義経寺から見た、三厩の港。

北側に目を転じると、「義経海浜公園」があります。

【厩石】

【龍馬山義経寺】

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