《訪問:2018年11月》
フェリーが発着する瀬相港のある入江と、押角集落のある入江の間に、呑ノ浦と呼ばれる入江があります。
この呑ノ浦にも、第二次世界大戦末期、特攻兵器のひとつ「震洋」の基地(第十八震洋隊)が置かれました。
県道から旧道に入って、少し進んだところに駐車場があります。
白いハイビスカスが迎えてくれました。
加計呂麻島に配備された第十八震洋隊の隊長としてこの地に赴任していた島尾敏雄の文学碑があります。
今は、静かな入江が広がるばかり。
ここが、特攻兵器の襲撃基地だとは。。
入江沿いに、震洋の格納庫跡。
震洋は、ベニヤ製のモーターボートの船首に爆薬を搭載した特攻兵器。
震洋の実戦投入は、残されている記録が乏しく、不明な点が多いのだとか。