2016
16
Jul

山形、 夏の花ごよみ

萩野大日堂の紅花(山形県白鷹町)

《訪問:2013年7月》

平安時代以降、紅色の染料や着色料として盛んに栽培され、最上川を通して上方に運ばれて莫大な富をもたらした紅花
明治時代以降は、中国産の紅花の流入や化学染料の普及で廃れてしまいましたが、今はかつての名産地で観光を主体に復活しています。

紅花の一大産地である山形県の白鷹町では、7月に町内数か所の会場で紅花祭りが開催されます。
(ただ、白鷹町の花はコブシだそうです。(笑))

その紅花祭りの会場のひとつ、萩野大日堂の会場に行ってきました。
朝早くでしたし、もやが少し出ていたのですが、いい雰囲気でした。
白鷹の紅花①

最初は黄色。
白鷹の紅花②

次第に紅色になります。
白鷹の紅花③

染料にするためには、摘んだ花を水にさらしてから乾燥させます。
これを何度も繰り返し、水に溶けやすい黄色の色素(全体の99%)を抜き、水に溶けにくい紅色の色素カルタミン(1%)を残します。
白鷹の紅花④

紅色を残した花に水を含ませ、餅のようについてまるめた「紅餅」の状態で上方に送られたそうです。
白鷹の紅花⑤

和名は「末摘花」。
源氏物語の第六帖「末摘花」に登場する女性「末摘花」は有名ですよね。
不美人で鼻が赤いことから光源氏がつけたあだ名です。
紫式部の悪意すら感じるほどの表現で不美人ぶりが綴られていますが、素直な心根の姫君で、生涯にわたって光源氏と関わり続けました。

山形県西置賜郡白鷹町萩野2326
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