《訪問:2011年1月》
足守藩の武家居住エリアには、足守藩の国家老を務めた杉原家の屋敷が、ほぼ完全な姿で残っています。
ただ、「杉原家住宅」とは言わず、「足守藩侍屋敷遺構」と名付けられています。
足守陣屋町の下惣門から藩主の屋形に至る主要な道筋である本町通りに面しています。
建物内部に立ち入ることはできませんが、全ての戸が開け放たれ、中をよく見ることができます。
侍屋敷のすぐ北隣には、「旧木下権之助屋敷表門(北木門)」が残っています。
この長屋門があった屋敷は藩主一門のもので、弘化3年(1846年)に再建。
明治維新後は小学校の門となり、今は倉庫として使われているそうです。
岡山県岡山市北区足守752