《訪問:2016年2月》
タイトルとは順番が逆ですが、まず前崎の玉石浜から。
八丈島歴史民俗博物館を案内をして頂きながら見学していると、宇喜多秀家関連の史跡等を記した地図がありました。
そこに「前崎の玉石浜」にも印がついているのですが、注記を見ると「秀家一行が上陸した場所」とあります。
これは行かなければと、その地図をデジカメに記録して、ほぼ勘で行ってみました。(笑)
いやぁ、知っていればどうってことない道なんですが、不案内な観光客では、迷いまくりました。(^^;)
Googleマップにも記載の無い住宅の間の道を、とにかく港に向かって下っていきます。
そうすると、玉石で埋め尽くされた海岸が。
ここに、八丈島に遠流になった宇喜多秀家一行が上陸したんですね。
そして、繰り返された噴火による溶岩流の名残り、南原千畳敷にほど近い「南原園地」に宇喜多秀家と豪姫の像があります。
岡山城開城500年を記念した行事の一環で平成9年(1997年)に八丈町が設置したものです。
視線の先は、二人が幸せな日々を送った岡山に向いているんだとか。
生涯、相まみえることの叶わなかった二人を偲び、二人で並んだ姿で表されています。
そうしたバックボーンを知ってこの像を見ると、やはり切ない気持ちになりますね。
【関連記事】
・宇喜多秀家潜居跡とその周辺(鹿児島県垂水市)
・宇喜多秀家住居跡(東京都八丈町)
【前崎の玉石浜】
【宇喜多秀家・豪姫の像】