2016
27
Apr

翔ぶが如く、 鹿児島、 世界遺産

寺山炭窯跡と南洲翁開墾の地碑(鹿児島県鹿児島市)

《訪問:2016年2月》

世界遺産「明治日本の産業革命遺産」。
鹿児島での構成資産は、5つ。
これまでご紹介してきた、反射炉旧集成館機械工場異人館(旧鹿児島紡績所技師館)に続く4つめの構成資産は、「寺山炭窯跡」です。
寺山炭窯跡①

集成館事業は、水力や蒸気機関を使った工場群。
蒸気を作るために、大量の炭が必要でした。
その炭窯跡が世界遺産の構成資産になっているんです。

シラス台地の吉野の高台の中、ナビでは「寺山ふれあい公園」を指定します。
駐車場は、「寺山ふれあい公園」の駐車場を利用して下さい。

【寺山ふれあい公園駐車場】

緯度経度で指定

そこから、炭窯跡までは寺山自然遊歩道を700mほど進むことになるのですが、途中に石碑が。
寺山炭窯跡への道①

「南洲翁開墾の地」碑です。
南洲翁開墾の地碑①

明治6年(1873年)に、征韓論論争の末に下野し、鹿児島に戻った西郷隆盛が、明治8年(1875年)開墾社をつくり、この一帯およそ39ヘクタールを開墾し、サツマイモを作っていたそうです。
当時の開墾社には西郷隆盛と行動をともにした「陸軍教導団」の生徒も約150名入っており、自分も生徒とともに鍬をふるいました。
昼間は開墾し、夜は学問にはげんだそうです。
石碑の前のあたりは、寺山私学校(教導学校)があったところです。
南洲翁開墾の地碑②

そこから300mほどで、「寺山炭窯跡」です。
寺山炭窯跡への道②
ただ、最後がかなりの急坂。
濡れていると、かなり滑ります。
歩きやすく、滑りにくい靴が良いでしょうね。

緑の中に佇む苔蒸した石積みの構造物が、炭窯跡です。
寺山炭窯跡②

崩壊の危険性があるので、変位測定が細かく行われています。
寺山炭窯跡③

炭窯の前には、歌人 八田友紀による顕彰碑が建っています。
島津斉彬の尽力や、大きな木だけを伐るようにという斉彬の教えなどが書かれています。
寺山炭窯跡④

ここで焼き上げられた上質な白炭は火力が強く、集成館でのガラスや鉄などの生産を支えました。
寺山炭窯跡⑤

【関連記事】
 ・反射炉-仙巌園(鹿児島県鹿児島市)
 ・旧集成館機械工場(鹿児島県鹿児島市)
 ・異人館-旧鹿児島紡績所技師館(鹿児島県鹿児島市)

【寺山炭窯跡】

緯度経度で指定

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