2016
23
Apr

鹿児島、 世界遺産、 重要文化財

旧集成館機械工場(鹿児島県鹿児島市)

《訪問:2016年2月ほか》

仙巌園から駐車場への道を挟んだ場所に、国の重要文化財「旧集成館機械工場」があります。
尚古集成館①

これも、世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の構成資産です。

この集成館機械工場は、篤さ50㎝の石壁を持ち、日本で初めてアーチ構造を採用した石造西洋建築物です。
尚古集成館②

中は、「集成館事業」に関する展示をしている博物館「尚古集成館」なんですが、撮影禁止。
概要は、こちらをご覧ください。
尚古集成館③

「集成館事業」は、幕末、欧米列強のアジア進出や植民地政策に危機感を抱いた薩摩藩が、藩主 島津斉彬を中心に積極的に西洋の技術を導入し、軍備や産業の近代化を目指したものです。

仙巌園のある磯地区には、集成館事業の中核を担った工場群がありました。
事業立ち上げの当初は、水車や在来技術を活かしつつ、西洋の書物を参考に、試行錯誤を繰り返しながら事業を進めていました。
そして、軍艦の建造や蒸気機関の製造、反射炉での大砲の鋳造などに挑戦しました。
尚古集成館④
斉彬公が亡くなった後、財政問題から集成館事業は一時縮小されますが、文久3年(1863年)の薩英戦争の後に、更にオランダの蒸気機関や機械を導入。
明治維新後、その技術が各地に伝えられ、まさに日本における産業革命の先駆けとなりました。

【関連記事】
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