《訪問:2016年2月》
筆塚を正面に右手に坂があります。
看板には、終点まで「500mで30分ほど」と書かれています。
500mで、30分。。
そんなに急なのか?と不安がよぎりますが、私の脚で撮影しながら歩いても往復で30分でしたね。
「観水舎」は、仙巌園の奥にある「時雨の滝」を眺めるために築かれました。
建てさせたのは、二十五代当主の島津重豪と言われています。
建物は風雅なあずまや風のもので、「下の茶屋」と呼ばれていたそうです。
更に、「集仙台」に向けて登ります。
すぐに見えるのは「筆塚」。
二十七代当主の島津斉興が使えなくなった筆を供養した場所です。
見えてくるのは「疎水溝」。
世界遺産の構成資産にもなっている関吉の取水口から、8㎞に渡って引いてきた疎水で、観水舎上までは120mのトンネルが掘られていました。
そのトンネルの跡です。
「集仙台」。
二十五代島津重豪の願いにより、二十七代の島津斉興が造った展望台です。
観水舎の「下の茶屋」に対し、こちらは「上の茶屋」と呼ばれていたそうです。
緯度経度で指定