《訪問:2016年02月など》
島津家別邸がある仙巌園。
庭園と尚古集成館の間にある鶴峯神社です。
島津家歴代当主と家族が祀られています。
ただ、現在地に移転したのは大正時代になってから。
かつては、鹿児島市街の照国神社の斉彬公像のある場所にあったそうです。
現在の鶴峯神社の境内は、旧集古館の敷地だったので、史跡に指定されています。
桐紋を見て、「あれ?豊臣家と関係あるのか?」と早合点してましたが、「丸に十の字」以外に、桐紋も島津家の紋章なんですって。
へぇ~。
神社の周辺にも、ちょっと興味深いものが。
島津家は、頼朝公から、島津荘地頭職、薩摩、大隅、日向の守護職に任じられて以来の血筋。
斉彬公の曾祖父、重豪公は荒れ果てていた頼朝公の墓所を再興したんですって。
(重豪公は、天文館などを設立した方ですね。)
無職の男に破壊された頼朝公のお墓。
再建のためにレプリカを造り、再建の参考にしたんだとか。
で、そのレプリカが、頼朝公のお墓の再興に尽力した島津家に寄贈され、この場所に設置されたそうです。
戦捷記念碑の前にあるのが、日露戦争の旅順攻防戦のあと、乃木大将とステッセル将軍が会見した水師営の民家にあったナツメの実から育てられたナツメなんですって。